定期クリーニング

歯周病は歯肉炎の段階では、歯の磨き方など口の中の健康管理を積極的にケアすることでよくなります。しかし、ある程度症状が進行している場合は出来るだけ早めに診察を受けることが大切です。
また、歯周病のかかり始めには自覚症状があまりない病気ですので、検査をうけて症状を知ることも大切です。

歯周病の検査

■プロービング検査
プローブという道具を使い、歯周ポケットの深さを調べます。

■Ｘ線写真による検査
Ｘ線写真により歯の周りの骨の溶け方を調べます。

ブラッシングの仕方

１．歯ブラシの持ち方

歯ブラシの持ち方に決まりはありませんが、えんぴつを持つように磨くと毛先の余分な圧力がかかりません。
※難しい場合は楽に磨ける持ち方を探しましょう。

２．歯周病に効果的なブラッシング方法

・バス法
歯ブラシの毛先を根の方向に４５°に向けて前後に小刻みに動かします。
このことにより、歯と歯肉の境目の清掃や歯肉の改善に効果があるといわれています。

歯茎のマッサージと歯の表面の汚れや歯垢を取ることができます。

３．歯ブラシの選び方のポイント

・大きさ
大きい歯ブラシでは口の中で動きがとれません。
歯の奥までとどくような、小さめの歯ブラシを選びます。使う人の上の前歯２本分くらいが良いでしょう。

・硬さ
ふつう～やわらかめがおすすめです。
かためは歯茎を傷める可能性があります。

4.定期クリーニングの流れ

①口腔内診査
　まずお口の中をみて、虫歯の有無・歯周病の検査・歯垢や歯石の付着状況を確認、説明します。

②スケーリング
　超音波スケーラーを用いて、歯面に付着した歯垢・歯石の除去を行います。

③ブラッシング指導(歯ブラシ・糸ようじ・歯間ブラシ)
　毎日のおうちでのケアが歯周病の治療には重要になります。
　より磨き残しをなくすために、一人一人に合った歯の磨き方や、補助用具の使い方を説明します。

④ＰＭＴＣ(機械的歯面清掃)
　ポリッシングブラシやラバーカップなどの器具を使って、歯面に付着したバイオフィルム(細菌の膜)を除去します。

⑤歯肉マッサージ
　アロマエッセンス配合のジェルを使って、優しく歯肉をマッサージします。血流を良くし、お顔の筋肉をほぐす効果があります。